Reading

地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

2021-01-01から1年間の記事一覧

新潮新書の「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン氏著 久山葉子氏訳を読了しました。

IT技術の革新は急速に進んでいます。 人間が作っているわけですけれども、恐らく作っている人間の予想を遥かに上回る速度で進化しているのだと思います。 10年ぐらいでスマートフォンやタブレット端末が普及してインターネットへのアクセスが容易になりま…

朝日新書の「ほろ酔い文学事典」重金敦之氏著を読了しました。

お酒と読書が好きで、タイトルに魅了されて朝日新書の「ほろ酔い文学事典」というタイトルの本を読んでみました。 とはいっても文学というテーマについてはそれほど興味があるわけではありませんが、SNSで見かけて以前から読んでみたいと感じていました。 著…

洋泉社出版の「三井グループの研究」菊池浩之氏著を読了しました。

日本には昔財閥という富豪の一族が企業を経営している時代がありました。 三井や三菱や住友などが有名な財閥ですが、太平洋戦争終戦後にGHQにより解体され財閥一族は経営から離れましたが現在でも三井や三菱や住友といった名称を冠した企業も数多く存在して…

講談社文庫の「竹中平蔵 市場と権力」佐々木実氏著を読了しました。

平成の時代に規制改革や構造改革、郵政民営化など平成の経済史を見ていく上で非常に重要な政策を小泉政権下で民間から登用された閣僚が実務を担いました。 その人物は竹中平蔵氏です。 竹中さんというと何か発言する度にネット上を中心に四方八方からバッシ…

意外と面白そうな本。

数年だけ過ごした自宅を売却することになり新居に引っ越しすることになりました。 私は読書好きでありながらも自分の本棚を所有していません。 新居では自分の部屋に別の人の本棚を置くことになり、「邪魔かな」と思いましたが、面白そうな本を抜粋して少し…

中公新書の「文部科学省」青木栄一氏著を読了しました。

文部科学省は教育行政を司る中央省庁というイメージが強いですが、科学技術や文化、芸術分野まで幅広く担当している中央省庁です。 そんな文部科学省について教育行政学の専門家である著者が、長年文科省との深い関わりで得た情報を基にご自身の専門である、…

ポプラ新書の「どこまでやるか、町内会」紙屋高雪氏著を読了しました。

災害が発生する度に地域コミュニティーの重要性が、強調されています。 地域コミュニティーというと町内会(自治会)が一般的にイメージされると思います。 今回読了した、ポプラ新書から出版された「どこまでやるか、町内会」では、その町内会とは何なのか…

ポプラ新書の「訳あり物件の見抜き方」南野真宏氏著を読了しました。

近々自宅を売却することになり、しばらくの間、賃貸物件で暮らすことになりそうなので参考にさせていただこうと思い購入してみました。 著者の南野真宏さんは大学入学を機に上京した際に不動産屋から勧められて契約した物件が半地下に等しい部屋だったそうで…

SB新書の「調べる技術 書く技術」佐藤優氏著を読了しました。

情報過多である現代社会では情報が豊富だからといってその個々の情報に対する質が高いわけじゃありません。 また情報が豊富な分ただその情報を垂れ流してしまっていることも多いと思います。 今回読了した、SB新書の「調べる技術 書く技術」は専業作家の佐藤…

交通新聞社新書の「こんなに違うJALと ANA」杉浦一機氏著を読了しました。

新型コロナウイルス感染症が2021年現在も流行しているなかで、公共交通機関は打撃を受けていると思われます。 中でも航空業界はその影響が大きいのではないかと思われます。 今回読了した本は航空業界の事を知るには適した書籍だと思います。 日本の大手航空…

株式会社ユサブル出版の「乗務員室からみたJR」英語車掌の本当にあった鉄道打ち明け話 関大地氏著を読了しました。

普段通勤でJRを利用させていただいているのと同時に、公共交通機関にそこそこ興味がありましたので、読ませていただきました。 著者はJR高崎線で英語車掌と呼ばれていた有名な車掌さんだそうで、JR東日本に在籍されていた時の経験を紹介した作品です。 日頃J…

光文社新書の「AI時代の新・ベーシックインカム論」井上智洋氏著を読了しました。

暑い日が続くと労働意欲が失われてしまいます。 そんななか、今回読了した光文社新書の「AI時代の新・ベーシックイアンカム論」を買ってみたわけです。 ベーシックインカムという制度自体、18世紀の頃からヨーロッパで議論されている古い制度だそうで、日本…

講談社現代新書の「社会学史」大澤真幸氏著を読了しました。

人文社会科学系の学問は、その分野の歴史を把握した方がその学問の理解がしやすいようですが、著者の大澤さん曰く社会学の分野ではそうしたことをテーマにした書籍はないようです。 社会学は他の社会科学の中でも比較的歴史が浅い分野だそうです。 アリスト…

朝日新書の「就職に強い大学・学部」海老原嗣生氏著を読了しました。

就職活動というのは多くの人が経験することだと思います。 今回読了した朝日新書の「就職に強い大学・学部」はその就職活動のことについて考えていく書籍です。 新卒で就職活動を行う際に、学歴や学部の格差の噂などはよく聞く話などで気になるところだと思…

文藝春秋出版の「2050年のメディア」下山進氏著を読了しました。

世代によって情報収集するツールは違ってくるのだと思います。 テレビや新聞を中心に情報を得る世代もいればインターネットで情報収集する世代もいると思います。 長年、新聞などの紙媒体で情報収集するのが当たり前だったと思いますが、インターネットの誕…

中公新書の「物語 数学の歴史正しさへの挑戦」 加藤文元氏著を読了しました。

通常数学を教わる時は当然だと思いますが、方程式等の数式の計算方法について学ぶことが多いと思います。 今回読了した中公新書の「物語 数学の歴史正しさへの挑戦」では計算方法というよりも数学史について紹介された書籍です。 私は数学が苦手ではあります…

岩波新書の「サイバーセキュリティ」谷脇康彦氏著

最近企業や官公庁や大学をはじめとした研究機関などが、外部からサイバー攻撃を受けているという報道をよく見ます。 インターネットが普及して組織や個人が所有する情報を保護することの重要性について考えていくことが今まで以上に大事になりました。 今回…

新潮新書の「昔はよかった」病 パオロ・マッツァリーノ氏著を読了しました。

人は過去の記憶を都合よく解釈してしまうことがあるようです。 特に人生経験が豊富な中高年に多くある症状のようです。 私は中高年ではありませんがそうした症状が最近よくありインターネットなどで調べてみると人間は、現在の生活に不満があると過去を美化…

ワニブックス新書の「もしも刑務所に入ったら」河合幹雄氏著を読了しました。

通常多くの人が関わりを持たない法務省管轄の刑事施設である刑務所や拘置所について紹介された本を読んでみました。 ワニブックス新書の「もしも刑務所に入ったら」という作品は法社会学という分野の研究者である河合幹雄氏が読者が刑務所に収監さらたことを…

ちくま文庫の「月給100円サラリーマン」の時代 岩瀬彰氏著を読了しました。

昭和史について触れる機会は多いと思いますが、特に戦前や戦時中の時代に焦点を当てた場合は政治思想や軍国主義といったイデオロギー的なマクロな情報に触れることが多いと思います。 しかし戦前の時代の庶民の暮らしぶりについてスポットを当てた書籍やドキ…

有斐閣出版の「教養としての経済学」一橋大学経済学部編を読了しました。

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一が創設に関わった大学といえば多数あると思いますが、その中の一つである一橋大学経済学部の教授陣が執筆した経済学の入門書を最近読み終えました。 有斐閣出版の「教養としての経済学」というタイト…

日本経済新聞出版社日経プレミアシリーズ「地銀波乱日本経済新聞社編」を読了しました。

数年前に静岡県沼津市に本店を置く地方銀行のスルガ銀行が不動産投資に対する不正融資問題が話題になったのは記憶に新しいことです。 通常では考えられない書類の改ざんなど審査部門よりも営業部門の立場が上になってしまい非現実的な融資がまかり通る状態に…

明石書店の「近現代日本政治と読売新聞」高橋義雄氏著を読了しました。

新聞好きなので書籍のタイトルに新聞社の社名がついている本を見るとつい購入してしまいます。 今回読了した明石書店出版の「近現代日本政治と読売新聞」は読売新聞社について知るには打って付けの書籍だと思います。 長年読売新聞を購読してきた著者が戦時…

新潮新書の「ブラック霞が関」千正康裕氏著を読了しました。

働き方改革の必要性が重視されるようになった昨今ではこれまであった、長時間労働が美徳という文化を改善する動きが広まってきています。 なかでも中央省庁が集まる霞が関は長時間労働で有名なところです。 今回読了した新潮新書の「ブラック霞が関」では厚…

新潮新書の「空気が支配する国」物江潤氏著を読了しました。

忖度などで相手の気持ちを察したり周りの雰囲気を察するなど長年社会には空気を読むことが求められていました。 昔、KY(ニューヨークではなく)空気が読めないといった意味の造語が流行りましたがそれほど空気を読むことが当たり前の社会風土が出来上がって…

三才ブックス出版の「神と呼ばれる鉄道YouTuberスーツの素顔」を読了しました。

最近YouTuberという固有名詞をよく聞きます。 歴とした職業のようで、小学生の将来就きたい職業ランキングでも上位に位置する人気の職業のようです。 最近はテレビ離れもあってなのかインターネットメディアが人気なようで、テレビの世界で活躍しているタレ…