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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

朝日新書の「就職に強い大学・学部」海老原嗣生氏著を読了しました。

就職活動というのは多くの人が経験することだと思います。

今回読了した朝日新書の「就職に強い大学・学部」はその就職活動のことについて考えていく書籍です。

新卒で就職活動を行う際に、学歴や学部の格差の噂などはよく聞く話などで気になるところだと思います。

例えば文学部が不利なのかや、男女による格差が実際のところどうなのかといったところを著者が調査した統計データを紹介しながら、真相についてアプローチしていきます。

また公表されている統計資料の信憑性についても検証されているので、就職活動では参考になると思います。

 

最近は大学の入試制度の多様化が進むようになり、どの入試制度で入学したのかや、出身高校はどこなのかということを聞かれるようになり、また新しい差別現象が起きているそうです。

名門大学を卒業していても一般入試とは別の推薦入試を受けいている学生に多くいるとされている基礎学力の低い学生を採用したくない傾向があるようですのでどのルートで大学に入学したのかなのかを聞いてくるようです。

本書では名ばかり名門大生と紹介されています。

こうしたことから、企業の採用試験の筆記試験の範囲が拡大していったようです。

 

この書籍は2012年出版で10年近く経ちますが、近年の入試制度や採用制度のあり方などを踏まえて、著者の視点から今後の大学のあり方などが提案されていて参考になると思います。

主に新卒の就職活動の際に参考になる情報が掲載されているので就活生には貴重な情報源になると思います。

 

 

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