Reading

地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

中公新書ラクレ「とがったリーダーを育てる」池上彰氏 上田紀行氏 伊藤亜紗氏著を読了しました。

日本の行政や企業のトップであるリーダーには文系出身者が多くを占めており物事の決定が行われていますが、理系分野の専門家は社会のことに無関心で自分の専門分野を究めることに没頭しているというイメージを世間から持たれていると思います。 社会ではいつ…

NTT出版の「LSE物語 現代イギリス経済学者たちの熱き戦い」木村雄一氏著を読了しました。

イギリスの大学は日本の大学制度と異なり一つの大学内に複数のカレッジが構成されて成立していることが多く今回読了した「LSE物語」という書籍では、イギリスの社会科学系総合大学の「the London School of Economics and political science」頭文字をとって…

光文社新書の「参議院」倉山満氏著を読了しました。

参議院議員から衆議院議員への鞍替えの話をよく聞きます。 そして参議院というと不要論がよくあります。 法案が国会で議論されて可決される時に衆議院での判断を参議院は尊重しなければならないといった話もあるので、私個人的にも参議院の存在意義について…

講談社現代新書の「農協の闇」窪田新之助氏著を読了しました。

いつの時代も組織の不正が公にされることがあり、その都度改善策などが練られますがまた時間が経つと不正が繰り返されることが多いものです。 不正の内容はそれぞれ違いますが、大体金銭や利権に関することが多いと思います。 今回読了した講談社現代新書の…

大和書房の「人生を肴にほろ酔い百話」太田和彦氏著を読了しました。

人それぞれ年代や環境によって様々な経験をして、独自の視点を持つようになります。 他人の人生を知るのもなかなか面白いことです。 今回読了した、大和書房から出版された「人生を肴にほろ酔い百話」では居酒屋探訪家として知られる太田和彦さんのエッセイ…

中公新書の「リベラルとは何か」田中拓道氏著を読了しました。

社会のあり方や価値観の議論になると保守主義やリベラルといった用語が登場して議論されることが多いですが、その一方で対立の原因になる事もあります。 その保守主義やリベラリズムとは一体何なのかということが気になり、中公新書の「リベラルとは何か」と…

東洋経済新報社出版の「JA解体1000万組合員の命運」飯田康道氏著を読了しました。

地方では昔、農業が主な産業として地域経済を担っていた部分があると思いますが、近年は地方の人口が減少しなかでも若い世代の人口減少が大きく農家をやらなくなり農地が売却さられることが多いという話をよく聞きます。 その農業を行ううえでJAと呼ばれる農…

講談社現代新書の「昭和の青春」池上彰氏著を読了しました。

若い世代の間では昭和ブームが起こっています。 レトロなところが新鮮に思えるのかもしれません。 一方で昭和の時代を経験した世代からは懐かしさを感じると思います。 そのためテレビ番組でも昭和の特集番組が放送されることが多々あります。 今回読了した…

角川新書の「サラリーマン生態100年史」パオロ・マッツァリーノ氏著を読了しました。

歴史を振り返る書物は多々ありますが、庶民の暮らしぶりを解説した書籍は少数なのではないかと思います。 今回読了した角川新書の「サラリーマン生態100年史」では、多くの人が経験するであろう会社勤めをしているサラリーマンにスポットを当てて紹介された…

ちくま新書の「科学報道の真相」瀬川至郎氏著を読了しました。

新聞には科学面があり科学技術や医療に関する記事が日常的に報道されていますが、科学分野が世間から注目されるのはノーベル賞の受賞や画期的な技術の開発や新しい自然現象が発見された時に限定され普段はあまり意識することが少ないのではないかと思います…

光文社新書の物理学の野望 「万物の理論」をを探し求めて 冨島佑允氏著を読了しました。

自然界で起こる現象にはいまだにその法則を発見できていないことも多々あります。 特に宇宙空間における現象に関してはまだまだ未知の領域が存在しています。 今回読了した、光文社新書の物理学の野望「万物の理論」を探し求めてでは、物理学の歴史を辿りな…

平凡社新書の「若者の読書離れというウソ」飯田一史氏著を読了しました。

11月になり秋も深まったはずですが、2023年の秋はまだまだ暑い日が続いておりますが、文化の日もあり読書について考えるきっかけになる時期ではないだろうかと感じる今日この頃に最適な本を読了しました。 若年層の特に中高生を中心にスポットを当て、読書に…

講談社現代新書の「自衛隊の闇組織秘密情報部隊別班の正体」石井暁氏著を読了しました。

近年地政学リスクというワードを報道でよく見かけるようになりましたが最近に限ったことではなく昔からどこの国も周辺国との摩擦や衝突により戦争や紛争が発生して国難に見舞われた国は数多くあります。 日本でも中国や北朝鮮といった周辺国の脅威に晒されて…

中央大学出版部の「高校生からの商学入門」を読了しました。

昔、社会科学に興味があり社会科学系のテーマの書籍をよく読んだりしましたが、その時に商学部と経済学部の違いとは何なのか疑問に感じたことがありました。 そこでネットショッピングを見ていたところ今回読了した、「高校生からの商学入門」というタイトル…

インターナショナル新書の「孤独のレッスン」を読了しました。

孤独や一人でいることについてネガティブな印象がある世の中で、友人がいないことや一人でいることを隠そうとする方もいるという話を聞いたことがあります。 最近では新型コロナウイルス感染症が流行して人との距離感をとらなければならないこともあったり多…

講談社現代新書の「未来の年表 業界大変化」河合雅司氏著を読了しました。

昭和の時代ならば長時間労働して大量に製品を製造したり開発したりして、企業の業績を伸ばして所得も上げてきたと思いますが、平成そして令和となった現代社会においては人口も減少して昭和の時代とは社会が随分と変化していきました。 今回読了した、「未来…

ちくま新書の「パワハラ上司を科学する」津野香奈美氏著を読了しました。

日本の社会では上司や先輩を立てたり指示は絶対に従うという体育会系的で軍隊のような風土が長年定着しています。 最近はハラスメント防止対策などが発表されて職場の人間関係のあり方などが見直されてきています。 今回読了したちくま新書の「パワハラ上司…

亜紀書房の「75歳、油揚げがある」太田和彦氏著を読了しました。

普段あまり気にしたことがない料理がある、それが油揚げです。 今回読了したタイトルの本に油揚げと書かれていて普段気にすることがないのにも関わらず、気になって購入しました。 勿論タイトルだけで購入を判断したわけではなく、著者が太田和彦さんで以前…

朝日新書の「ルポトラックドライバー」刈屋大輔氏著を読了しました。

普段生活していく中で使っている日用品をはじめ様々な商品はトラックを使って運ばれてきます。 社会になくてならないインフラが物流です。 物流業界では長年ドライバーの人材確保や長時間労働が問題視されてきました。 そして2024年にはトラックドライバーの…

中公新書の「iPS細胞」黒木登志夫氏著を読了しました。

病気や事故原因がで身体が不自由になり、体を自由に動かせなくなった人が進歩した医療技術によって再び体を自由に動かして色々な所に外出できるようになることはとても素晴らしいことです。 2012年にノーベル医学生理学賞を受賞された山中伸弥教授が開発した…

光文社新書の「難解な本を読む技術」高田明典氏著を読了しました。

古典など古くから長らく読み継がれてきた書籍は、良書が多く熟読することを推奨されていることが多いと思いますが、その多くは難解な表現がされていたりします。 また現代語訳されているものが多くあるのですが、昔の表現が少々使われていたりして理解するの…

晶文社の「書を置いて、街へ出よう」太田和彦氏著を読了しました。

東京の街は様々な顔を持っているので、とても魅力的に感じます。 古い物や文化が残っている反面で革新的な新しい文化が混在していていつ訪れても飽きがこない場所だと感じます。 今回読了した、晶文社出版の「書を置いて、街へ出よう」では、かつて資生堂で…

新潮新書の「人生はそれでも続く」読売新聞社会部「あれから」取材班著を読了しました。

新聞等で報道されるニュースはその日に起きたことを記事にして報じ終了ということが多いですが、そのニュースの当事者には当然のことながら、その後も人生が続きます。 今回読了した、新潮新書の「人生はそれでも続く」では読売新聞の連載企画を一冊の書籍に…

光文社新書の「新書で大学の教養科目をモノにする政治学」浅羽通明氏著を読了しました。

少しでも社会科学や特定の学問に興味がある方は大学でどのような研究や勉強をしているのか気になると思います。 そこで「新書で大学の教養科目をモノにする政治学」というタイトルの本が妙に気になり読んでみました。 こちらの書籍はもともと公務員試験や司…

中公新書の「ニュース・エージェンシー同盟通信社の興亡」 里見脩氏著をを読了しました。

地方紙を読んでいると、共同通信社や時事通信社から配信される記事を見かける機会が多いです。 一般の新聞読者からするとあまり馴染みのない報道機関である、共同通信社と時事通信社についてその歴史を紹介した書籍を今回読了しました。 私は新聞を読むのが…

講談社現代新書の「天皇陛下の全仕事」山本雅人氏著を読了しました。

天皇陛下というと普段どういったご公務をされているのかわからないことが多く謎めいた印象があります。 今回読了した、講談社現代新書の「天皇陛下の全仕事」では、産経新聞社で宮内庁の担当をされていた記者経験がある著者が、宮内庁での取材活動を通して、…

講談社出版の「東京医大不正入試事件」田中周紀氏著を読了しましたしました。

2018年の7月に受託収賄の容疑で東京地検特捜部に文部科学省科学技術学術政策局長が逮捕されたニュースは世間に衝撃を与えました。 その賄賂と判断された物が金銭的な物ではなくご子息の医学部入試の加点という内容が特異だったこともあり、世間からの注目も…

ちくま新書の「論語と算盤」 守屋淳氏訳を読了しましたしました。 

2024年度から新一万円札の肖像画にされる渋沢栄一氏が、春秋時代の中国で活躍した思想家で哲学者の孔子が説いた論語をもとに渋沢栄一氏が行った講演でのスピーチ録を書籍にまとめた、「論語と算盤」を今回は読了しました。 論語という道徳心と説いた話に算盤…

祥伝社新書の「内向型人間だからうまくいく」カミノユウキ氏著を読了しました。

世間には様々な性格や価値観を持った人が多くいるもんだなと感じます。 しかし日本社会では、外交型な性格といわれる社交的で感受性豊かな人が高評価を受けいています。 個人的にもその方がいいのかなと感じることも多いです。 多様性が重視されるようになり…

日経BP社出版の「ANA苦闘の1000日」高尾泰明氏著を読了しました。

自宅の最寄駅からの道中ふと夜空を見上げると、そこには無数の旅客機が飛んでいる光景を見ました。 「結構飛んでいるんだな」と感じたことがあります。 しかし2020年を境にその光景は一変してしまいました。 中国湖北省武漢市が発祥とされる新型コロナウイル…