お酒と読書が好きで、タイトルに魅了されて朝日新書の「ほろ酔い文学事典」というタイトルの本を読んでみました。
とはいっても文学というテーマについてはそれほど興味があるわけではありませんが、SNSで見かけて以前から読んでみたいと感じていました。
著者は朝日新聞と週刊朝日に勤務経験があり週刊朝日編集部時代に松本清張や池波正太郎との関わりがあり、文芸ジャーナリストととして活躍されている方で文学や食、お酒に関する書籍を何冊か出版されています。
今回読了した「ほろ酔い文学事典」ではビールやワインやウイスキーといった洋酒から日本酒、紹興酒といった幅広いお酒と作家について紹介されています。
文学作品の紹介というよりはお酒が登場するシーンを抜粋して紹介されていて、そこを見ることによってそれぞれの作家とお酒の関わりに方について考察していくというコンセプトになっていると思います。
また著者の重金さんによるお酒の解説やご自身のお酒に纏わるエピソードについても紹介させていますので、お酒に対する知識も身につくのではないかと思います。
私は主に読書をする時は通勤電車ですることが多く朝通勤する時にこの本を読んでいるとモチベーションが下がるので、自宅や或いは帰宅する時など晩酌する前に読んでおくのがいいのかなと個人的には感じます。
文学作品や作家についてお酒を交えながら考察していく作品は今まで読んだことがなく、新しい視点だなと感じました。
お酒と読書に興味がある方やまたはそのいずれかに興味がある方には楽しめる書籍ではないだろうかと思います。