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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

インターナショナル新書の「孤独のレッスン」を読了しました。

孤独や一人でいることについてネガティブな印象がある世の中で、友人がいないことや一人でいることを隠そうとする方もいるという話を聞いたことがあります。

最近では新型コロナウイルス感染症が流行して人との距離感をとらなければならないこともあったり多様性という考え方が浸透していくこともあり、一人でいることに対する抵抗感などは若干薄らいできたのかなと感じたりもします。

今回読了した「孤独のレッスン」では文学や哲学の専門家で多様な考え方がある、作家や哲学者が孤独や一人時間について説いた作品です。

この本を読むきっかけは、私も一人でいる時間が好きで大事していることもあるので、この「孤独」というワードが気になり読んでみることにしました。

 

現在も活躍されている作家さんや永井荷風や異邦人や感染症の不条理さ説いたペストで知られるアルベール・カミュといった歴史上の作家が孤独についてどのような考えがあったのかということも紹介されています。

 

また文学や哲学の視点だけではなくホモ・サピエンスなどの生物学的観点からも孤独について語られています。

 

人との交流も刺激されてエネルギーを得ることができると思いますが、時折一人になってみる時間というのも人生において大切なのかなと感じました。

今の時代SNSなども普及して対面だけでなくとも人と繋がれる環境が用意されていて昔以上に他人の視線を気にしながら過ごして行かなくてはならない時代になっているような気がします。

この本の中で紹介されていた作家さんの中には人里離れた山奥に籠って孤独とは何かということを考えた方もいらっしゃるようですがそこまでのことはなかなかできないので少し人間関係に疲弊を感じたり、SNSに疲れる時があった場合にSNSから離れてみたり一人になる時間を意識してみるのも今の時代必要なことなのかも知れません。

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