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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

光文社新書の「難解な本を読む技術」高田明典氏著を読了しました。

古典など古くから長らく読み継がれてきた書籍は、良書が多く熟読することを推奨されていることが多いと思いますが、その多くは難解な表現がされていたりします。

また現代語訳されているものが多くあるのですが、昔の表現が少々使われていたりして理解するのに一苦労することが多いと思います。

私はノンフィクションの本が好きでよく読むのですが、このノンフィクションの本もなかなか難解な本が多く読むのに苦労することが多いと思います。

今回読了した光文社新書の「難解な本を読む技術」では大学教授の著者が難読本の読み方を解説した読書家や学生さんには興味深い内容の本です。

本には各書籍ごと特徴があり1ページごとに積み重ねて読んでいかないといけない本もあれば読者の興味のある部分だけを読んでも内容を把握することができる本もありそれによって読み方も変わってくるわけです。

難読本の中には入門書や辞書等を併読しながら読むと理解しやすくなる本もあり、その方法についても解説がされています。

私は一度読んだ本を再読することがないのですがやはり何度も読んだ方が良いそうで私も意識を変えないと本に対する理解が深まらない気がしました。

また読書ノートの取り方や気になった箇所のメモも取り方まで指南されていて参考になると思います。

後半は著者がピックアップした、難読本の読み方について解説されています。

主に哲学関連の書籍が多く紹介されていて哲学はかなり表現も抽象的で結構クセが強いと思いますので挫折しやすい本が多いと思いますが著者が丁寧に解説されていて参考になるかと思います。

難解な本を読むメソッドはそんなに簡単なことではないと思いますが、難読本も易々と読むことができれば教養も深まり、大袈裟かもしれませんが、物事の捉え方も変わり視野も広がり価値観も変化するのではないかと思います。

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