世間には様々な性格や価値観を持った人が多くいるもんだなと感じます。
しかし日本社会では、外交型な性格といわれる社交的で感受性豊かな人が高評価を受けいています。
個人的にもその方がいいのかなと感じることも多いです。
多様性が重視されるようになり、様々な性格や価値観に対して寛容的な捉え方が段々広まり始めているように感じてそれはそれでポジティブに思えます。
今回読了した祥伝社新書の「内向型人間だからうまくいく」では内向型プロデューサーである著者が外交型な性格とは対照的な内向型な性格の特徴を紹介しながら内向型な性格の強みを探っていく内容となっています。
日本の社会では外交型な社交性と感受性を兼ね備えた性格がよしとされ対照的な内向型といわれる内向きな性格はダメとされネガティブな印象が広く共有されてきました。
著者ご自身も内向型な性格のようで、会社員時代にご自身の性格を外交型に変えようと努力されていたようです。
自分の性格を変えるということは容易なことではありませんしほぼ不可能なことだと思います。
なので内向型、外交型な性格にはそれぞれ強みになる部分が必ずあるのでその強みを活かしていきましょうということが説かれています。
自分が内向型な性格なのかどうなのかということをチャックするリストが書籍のなかにあるので確認することができます。
因みに私は、30問中24該当し正真正銘の内向型人間という結果になりました。
自分でもわかっていたので、この作品を購入してみたわけです。
自分も社会に出る前後に外交型な性格にした方がいいのかなと思ったり人から指摘されることも多かったので意識していましたが、やはりそのように振る舞うと無理があるようで、他人にも私が無理をしているというのが恐らく気づかれたいたのではないかと感じました。
なので性格面では無理をすることを控えるようになりました。
近年多様性を重視する風潮になり始めてきて、自分らしさを大事にした方がいいという考えが目立ち始めてきて、人は必ず自分の良さと強みというのが必ずあるわけですから、自分が内向型人間だからと落ち込まずに自分の強みを活かせるように指南されています。
内向型な性格の特徴が一つずつ丁寧に解説されていて内向型な人との付き合い方なども紹介されていて、様々な性格の方が読まれても面白い作品だと思います。