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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

ちくま新書の「1995年」を読了しました。

2020年現在からすると25年前になる1995年というと、年明け早々阪神淡路大震災やその2ヶ月後にオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生した年として強く印象に残っている年だと思います。

 

その他にもパソコンの基本ソフトOSであるWindows95が発売されたりインターネットが徐々に普及し始めた年でもあります。

現代の社会の礎となる大きな転換点だったと思います。

そんな1995年を政治、経済、文化、テクノロジーと各分野別に紹介していく作品です。

 

書籍のタイトルが1995年と漠然としたテーマになっているので、ある程度1995年に対する思い入れがないと購入する機会がないのかなと思います。

私個人としても非常に気になる年でもありますので購入して読んでみました。

 

 

読んでみて25年でだいぶ社会も変化するものだなと感じました。

 

お米も政府の管理下に置かれて自由に価格や販売できる小売店の規制がされていましたが、そうした規制が法改正により手軽にスーパーマーケットなどで入手できるようになったのは意外な発見でした。

 

インターネットの普及やWindowsの発売なのでIT業界にも注目が向けられる時代でもありますので、アメリカの大手IT企業のApple社やIBMWindowsでお馴染みのマイクロソフト社の動向などが非常に興味深かったです。

Windows95発売当日の深夜0時に秋葉原の電気街の店頭で販売を開始する光景が注目されていたようですが、日付が変わった瞬間に新商品を販売する文化が始まったのもこの年が最初だそうです。

 

これはマイクロソフト社の戦略ですが、かなりインパクトのある広告効果があったのではないでしょうか。

 

 

1995年というと阪神淡路大震災オウム真理教による地下鉄サリン事件がこの年を表す出来事ですので、この2つの出来事に関する説明は当然されていますが、その他の出来事についても詳細な説明がされていて懐かしく感じることもあると思いますが、現代に繋がる出来事の発見もできると思います。

当時感じなかったことをこうした書籍で振り替えることで思い出したり新たな発見をしたりするので、今後も類似した書籍があったら読んでみたいと思います。

 

 

 

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