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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

岩波新書の「ゲーム理論入門の入門」を読ませていただきました。

以前経済学に興味があった頃に色々調べていたらゲーム理論という分野があることを知りました。

それから数年経った今年、有隣堂で本を探しているとゲーム理論に特化した入門書を発見して購入しました。

 

ゲーム理論入門の入門」という岩波新書の入門の入門シリーズ最新作です。

私はこの入門の入門シリーズは、他のミクロ経済学の分野と経済数学について取り扱った書籍を読んだ経緯がありとても理解しやすくかったので、今回のゲーム理論を取り扱った今作も読んでみようと思いました。

 

著者は学部生時代は農学部に所属されていたようですが、ハーバード大学に留学経験をされて経済学の博士課程を修了された経歴の持ち主です。

2013年からはカリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院に所属されています。

 

 

ゲーム理論は経済活動を行う上で意思決定を行った結果を予測する理論です。

何通りもある確率を想定してできる限りの情報を集めて分析しなければいけないので、非常に複雑な理論で本格的に学ぶとなると当然のことながら高等数学を応用しなくてはなりません。

しかし入門の入門というタイトルなので、そこまで高度な数学知識を必要なく読み進められるようになってます。

 

 

ゲーム理論で扱うナッシュ均衡帰納法などを、じゃんけんやライバル店が複数出店する可能性がある時の経営戦略の考え方など日常の場面に例えながら解説されているので読みやすいと思います。

 

入門の入門とタイトルにもあるように、ゲーム理論の大まかな概要を把握するには丁度いいと思いますが、より一歩進んだ話を知りたい理解したいと感じる方の為に著者のおススメ本が紹介されているので参考になると思います。

 

ゲーム理論は意思決定を行う上で念密な計画を立てて分析して経済活動時の判断を行いますが、経済学だけではなく様々な場面で応用できる分野ではないかと感じます。

 

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