お酒好きなので最近はBSで放送されている酒場を紹介する番組をよく見ています。
今回読了した「酒場詩人の美学」の著者である、吉田類さんもBSTBSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」に出演されていて何度か視聴したことがあり著書を読んでみたいと思っていました。
他にお酒をテーマに著書やテレビ番組の出演をされている太田和彦さんがいらっしゃいます。
前者の吉田さんは楽しそうにお酒を飲んでいらっしゃるのが特徴で、後者の太田さんはお酒をお一人で静かに味わい嗜好品という感じがして人それぞれお酒との関わり方が違うのだなと感じます。
吉田類さんの本は今回が初めてで、タイトルの通り吉田類さんの美学が綴られたエッセイです。
読んでみての感想は端的に表すと映画の「男はつらいよ」でお馴染みの寅さんのような人物だなと思いました。
型にはまらないというのだろうか、この現実社会に寅さんのような人物がいるということは信じられないがなんだか憧れてしまいます。
窮屈な社会だから吉田類さんのような人物が求められているのだろうと感じます。
これからも末長くご自身の独特な感性でお酒と旅の魅力を社会に発信してほしいと思います。