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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

「迷わず書ける記者式文章術」(慶應義塾大学出版会)を読ませていただきました。

普段日常的に文章を作成する機会が少ない場合であっても、学生時代にレポートや卒業論文を作成したり、社会人になっても仕事で報告書などの書類を作成する機会が案外あると思います。

 

そんな時にどうやって何から書いていっていいのか、分からず苦労された経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

今回読ませていただいた「迷わず書ける記者式文章術」(慶應義塾大学出版会)では日本経済新聞社で新聞記者として記事を執筆された経験のある著者が、記者ならではの視点での文章作成方法が紹介されています。

 

日頃情報を文章にして表現することを職としている新聞記者ですが、記事を作成する為のマニュアルがありそれにのっとて記事にしています。

その為、急なニュース速報でも即座に対応することができるそうなのです。

 

新聞は万人受け出来るように様々な工夫がされていて、そのメゾットを一般向けに転用された形で解説されています。

 

文章を作成する前に予めスケルトン(設計図)を作っておくと、スムーズに文章を書くことができます。

 

ケルトンには文章の構成やら要件などをまとめておきます。

また読者の視点に立って文章を作成することを心がける必要あり、読者を想定して使うワードを考えていきます。

自分の専門分野の話になるとどうしても専門用語や難関単語を使いたくなってしまう方が多いと思いますが、読者がその分野に精通しているのであれば問題ありませんが、不特定多数の読者を想定している場合は読者が話を理解してくれません。

不特定多数の読者を想定している場合は極力日常会話で使われる単語を使うように心がける必要があります。

そうした意味に於いても新聞記事は参考なると感じます。

 

新聞は出来事を淡々伝える記事や個人的見解が含まれたコラムなど、様々特徴を持った文章が掲載されているので、そうした新聞記事を作る記者の文章術は参考になると思います。

 

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