私は一応読書を趣味としているので読書の指南書を読んでみたいと思い購入させていただきました。
冒頭、朝日新聞に掲載されていた大学生からの読書に関する考えが述べられた投書の内容が紹介さ れていました。
ここ最近特に若年層を中心に活字離れが懸念されているようですが、私個人の感覚としてはSNSなど を覗いていると読書感想や本を紹介をされている方が多く見られるのでそこまでの危機感を感じることはありません。
しかしSNSなので全体として把握する事は難しいのでしょう。
著者は伊藤忠商事で会長職を勤められた経験のある丹羽宇一郎氏です。
ご自身の人生経験の中で読書をされていたからこそ役に立つエピソードなどが紹介されています。
本といっても様々な種類の書籍があり入門書や解説書や或いは雑誌なんかも本にあたるのでしょう。
それぞれの本との向き合い方の紹介や、購入する前は良さそうだと思って購入しても実際読んでみると
難解だったり内容がイメージと違ったりと本選びに失敗してしまうこともあると思います、そういった方にも参考になる話も紹介されています。
ここ最近はオンラインショッピングを普及して書店で本を買わずにネットで購入される方もかなり増えているようです。
私もAmazonなどのオンラインショッピングで購入してしまうことも多々あるのですが、やはり書店に出向いて本を探すという行為は意外な本との出会いがありオンラインショッピングでは中々見つけられない本を読むことが出来ると著者も勧められておられました。
しかしオンラインショッピングでは書店にはない書籍と出会うことができると思いますのでオンラインショッピングでの購入がいけない訳ではないと思います。
どちらかに偏るのではなくそれぞれの特徴を生かしながら本選びを楽しまれるといいと思います。
人生経験が豊富な著者が紹介されているので説得力があり読書の参考というよりかは人生の指南書の様な感じがあります。