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地方在住の読書好きで主に通勤電車内で読書をしております読んだ本の内容を整理するためにブログを開設いたしました。 新書を中心に気になるテーマの書籍を読みながら読書Lifeを過ごせたらと思います。

公務員試験のカラクリ 光文社新書

政権交代後、日経平均株価を始めとした経済指標の数値が上昇しつつあるなか就活生の売り手市場が報道されている昨今、景気の動向で公務員人気や民間企業の人気がはっきり分かれる。

就職活動の際に、官公庁に就職するか 民間企業に就職するかで 試験対策が分かれるそうだ。

そこが日本の就職活動の特徴の一つなのつかもしれない。

 

今回読ませていただいた光文社出版の新書、「公務員試験のカラクリ」では地方公務員 国家公務員の両試験の特徴と問題点や謎について解説されていた。

 

まず基本中の基本だが地方公務員と国家公務員の違いだが、国家公務員は中央省庁などで国の政策や法案を作成する所謂官僚が有名だと思うが、国家というマクロな単位で仕事をする公務員で、一方の地方公務員はというと全国の地方自治体に雇用され地域住民の奉仕者として日々住民の暮らしを守る仕事を行う公務員だ。

どちらかというと後者の地方公務員の方が身近に関わる公務員だと思う。

 

そんな公務員の登竜門の試験だが民間企業の選考と大きく異なる為公務員試験と民間企業の就職活動の両立が難しいという現状あるようだ、この書籍では何故公務員試験の筆記試験は科目数が多いのかといった話や公務員試験の面接の特徴や近年の公務員試験の変化などの話がなされている。

従来の試験傾向で本当に適切な国民の奉仕者となる公務員が採用出来ているのかといった疑問点なども記載されている。

 

 

また民間企業を第一希望に就職活動をしている就活生の中にも公務員に対する適正が高い人材もいるのでそういった人材をどのように確保していったらいいのかという事も著者の見解で話がされている。

 

平易な文書で書かれているのであっという間に読み終えてしまった。

また公務員の概要についての説明もなされているので別に公務員を目指していない方にもオススメできる作品となっております。

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